医療機器メンテナンスの属人化を解消した方法 ― 1日の件数が増えて残業が減った現場の実例

属人化

現場のメンテナンス、1日何件こなせてますか?

属人化を解消した方法の概念図

移動込みで考えると、だいたい2〜3件が現実的なライン。4件目が入ってくると、もうほぼ残業確定ですよね。

「働き方改革」で残業を減らせって言われてるのに、件数は減らせない。この板挟み、地味にしんどい。

でも実は、同じ人数・同じ時間で4件目を定時内に収めることは可能です。鍵は「属人化の解消」にあります。

医療機器メンテナンスで属人化が起きる理由

同じ現場に行っても、仕上がりのスピードが全然違う人いますよね。

ベテランのAさんは機器を見た瞬間「あ、ここだな」ってわかる。無駄な確認をしないから、さっさと終わる。

新人のBさんはマニュアル通りに進める。それ自体は正しいんだけど、「なぜこの手順があるのか」がわかってないから、余分な確認が
発生して時間がかかる。

この差、能力の差じゃないんですよ。Aさんの頭の中にあるものが、Bさんに渡ってないだけ。これが属人化の正体です。

「俺しかできない」の裏側にあるリスク

ちょっと耳が痛い話をします。

ベテランの中には、自分のノウハウを「自分の価値」だと思って、あえて共有しない人がいます。自分にしかできない状況を作ることで
、仕事の安定や残業代を確保しようとする。

気持ちはわからなくもないけど、会社目線で見ると完全にリスクです。

  • その人が休んだら現場が止まる
  • 辞めたらノウハウごと消える
  • 案件が増えてもスケールできない そして何より、4件目が定時内に終わらない。

属人化を解消するための標準化、やったこと3つ ある現場で取り組んだのはシンプルなことです。

① 判断ポイントを言葉にした
「この音がしたらどう判断するか」「ここで確認する理由は何か」を全部記録した。Aさんの「なんとなくの感覚」を、誰でも読めるテキストに変えた。

② 作業手順を標準化した
Aさんのやり方をベースに、新人でも再現できる手順書を作った。「Aさん流」ではなく「うちの会社流」にした。

③ チェックリストを導入した
抜け漏れが起きやすいポイントにチェックを入れる仕組みにした。「確認した気になる」をなくした。

属人化解消の結果:残業が減って件数が増えた 3ヶ月後、Bさんの1日の件数が増えました。半年後、新しく入ったCさんが入社2ヶ月で同じペースで動けるようになりました。

チーム全体で見ると、4件目が残業にならない日が増えた。 残業代が減って、顧客への対応速度は上がって、みんな定時に帰れる。会社としてはコスト削減と品質向上が同時に起きた。これ、やっ
たことは「仕組みを作っただけ」です。

まとめ:

 属人化解消は仕組みづくりから 属人化を解消するのは、ベテランのやり方を盗むことじゃない。ベテランの頭の中を、会社の仕組みに変えること。 一度仕組みになれば誰でも再現できるし、新人を育てるコストも下がる。そして、4件目が残業にならなくなる。 働き方改革対応しながら生産性を上げたい経営者・管理職の方、まずは「判断ポイントの見える化」から始めてみてください。

📚 現場の作業効率を上げる一冊 にゃるほど!作業が遅いで悩まなくなる仕事術図解100

属人化をなくして仕組みを作っても、作業スピードが上がらなければ意味がない。現場で即使える100の仕事術を図解で解説。 Amazonで見る →

※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています

コメント

タイトルとURLをコピーしました